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救援物資届く・・・被災2日目
兄貴が帰ってきた2日目の夕方くらいから、少しづつ救援物資が届くようになってきました。

パン、おにぎり、水などの食料です。

避難所の小学校に救援物資が来たという情報で、家族は順番に並びに行きました。

戦後の配給の様子を、よくテレビや教科書で見たことがありましたが、まさにその光景です。


震災当日から、何かと行列に並ぶことが多くなりました。

救援物資、公衆電話、車の移動、先になりますが電車、などなど。

今のご時世、行列などがあると、必ずどこかでケンカが起きるのをよく見ます。

「俺が先に並んでいただろ!」

「私が先だっ」

「これは俺のだ!」

「いや、先に手をつけたのは私だっ」

ってな具合に。

しかし、この震災で見かけた行列には、不思議とケンカは見ませんでした。

配っている人に対しても、「ありがとう」と感謝を忘れず、バカみたいに「早くしろ、待ってるんだぞ」みたいなヤツは居ませんでした。

皆、整然と並び、ひとつづつと言われれば、ちゃんとルールを守っていました。


救援物資、本当にありがたいと思いました。

我が家は、冷蔵庫から少しは食料が出せたので、なんとかここまで凌いでいましたが、そんな比較的恵まれた状態の私がそう思ったくらいですから、ほとんどの人は感謝感激だったに違いありません。

文句を言ったり、ケンカをするなんてもってのほか。そんなことはありえない状況でした。

震災が多くの人に、「家族の絆」や「ご近所の大切さ」「助け合い」を育んだと言われるのは、こういった非常事態において人間は助け合うという、素晴らしい能力を持った生き物であることを証明しました。


しかし、このような人間同士の助け合い精神は、3日目以降から、少しづつ変化していきます。

人間が本能的に助け合いできるようになるのは、いわゆる「マズローの欲求段階説」の、最も低位の欲求(衣食住といった生きる上での根源的欲求)が満たされないときに限られるようです。

3日目以降、少しづつ衣食住の最低限の欲求が満たされてくると、次々と求めるものが大きくなり、それは同時にケンカなどの原因になってきたのでした。


余震は数は減りましたが、2日目の夜でも時折、大きく揺れました。

テントの中とはいえ地面に寝ていますから、あの下から突き上げるような揺れには、敏感に反応し、夜の闇がその恐怖を一段と大きくしていました。

この嫌というほどカラダに染み付けられた地震の突き上げは、今でも大型車の通行で感じ取ったり、それまでの気にしていなかったような振動に、過剰反応を示すカラダに私を変えてしまっております。


ただガムシャラに身の安全を確保することと、衣食住といった人間の最低限の要求を満たす行動に奔走した2日間でした。

が、しかしこのあと3日目からは、ツラい現実を直視せざるを得ず、不自由な生活からくるストレスの始まりで、本当の避難生活と呼ばれる日々に入っていくのでした。
2008/01/27(Sun) | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
コメント
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災害を経験されると、ちょっとしたことで思い出すっていうのは、少しだけわかります。
水害を経験した私は、雨の音が怖いんです。
普通に降る雨は大丈夫なのですが、台風や、叩きつけるような雨が降ると、すごく不安な気持ちになって心拍数が上がります。。。
私の場合は命にかかわることではなかったので、リックルハングさんが経験された震災とは、かなり恐怖のレベルが違いそうですが。。。

災害がもたらしたものは、物質的には復興できたとしても、経験した人に深い心の傷を残し、長い間苦しめることになりますね・・・。


助け合いの精神・・・。
互いに人を思いやれるのが、人と他の生き物との大きな違いで、素晴らしいところだと思います。
でも、遺伝子レベルでは、自分が生き残るために最適な行動を取るようにできてるんですよね。
多分、それに逆らえない・・・。
by: あぶりしゃけ * 2008/01/27 01:50 * URL [ 編集] | page top↑
--しゃけさん、いつもありがとう!!--

通常ではあり得ないような異常な経験をすると、いつも問題になるのが、精神的な傷の回復ですね。
それは私のように災害であったり、事故であったり、事件であったり・・・
僕は震災PTSDと一生付き合うことになると、思っています。

しゃけさんも強い雨が来ると、誰よりも、万が一に備えてしまうんじゃないですか?
こればかりは仕方ありません。

精神的な傷は、軽くなることはあっても、完全な回復はできないと思っています。
by: リックルハング * 2008/01/27 21:02 * URL [ 編集] | page top↑
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